データから導くW杯最終予選「突破の条件」 ハリルジャパンの勝算と課題とは

シュート数は最多、個人でも本田がトップ

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 次にシュートのデータ(DATA-2)を見ると、日本代表は1試合平均15.6本と12カ国中で最も多く、2位オーストラリアに1.6本の差をつけている。選手別の「シュート数トップ10」でもトップに18本で本田圭佑、6位タイに12本で原口元気と2名がランキングに入り、2選手ともに高い枠内率(本田=56%、原口=58%)を記録した。

 このようなデータが出ているのにもかかわらず、得点数が他のトップチームとさほど変わらないのは、相手GKの牙城を崩すほどのシュートを打つことができていないのかもしれない。

 それを示すのが、日本代表がブロックされたシュートの数だ。この項目でも日本は1試合平均4.6回でトップとなっており、またペナルティーエリア外でのシュートも少ない傾向にある。シュートを放つ選手やタイミングが特定されていれば、相手GKも準備が可能だ。過去に比べて対戦相手の分析が容易になった現代では、より多くの選択肢を用意する必要があるだろう。

 

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