最終予選4戦連続ゴール中の新エース原口 UAEとの敵地決戦に「勝てれば何でもいい」

「点を取るのも、僕の大きな役割」

 ヘルタではレギュラーポジションでプレーしながら、リーグ戦でのゴールは1つにとどまっている。しかし、日本代表ではヘルタとは違う役割を与えられていると話す。ヘルタではチャンスメーカーや、サイドで守備にも貢献するハードワーカーとしてチーム内での立場を確立しているが、代表でのそれはフィニッシャーに近いと話した。

「僕が最終予選で点を取っているけど、常にあのポジションで出る選手はゴールを求められている。ヘルタとは違うので、ゴール前に入り込むことは絶対にやらなくてはいけない。点を取るのも、僕の大きな役割。この役割は僕自身すごく気に入っている。ゴールに近い位置でプレーできるのは得点チャンスが多いし、ここでは点を取る機会が多いと思う」

 この最終予選で、1-2で敗れた昨年9月1日のホームUAE戦のみ原口は途中出場。リベンジの気運が高まるなかで「相手より自分の仕事に集中したい」と気持ちを高めた男は、全てを勝ち点3に捧げると宣言した。

「勝てれば何でもいいです。勝ち点3が取れれば、誰が取ってもスコアも何でもいい。勝ち点3だけを目指して、そのための役割を果たしたい」

 全てはチームの勝利のため――。その姿勢を鮮明にする男だからこそ、チームの勝利を引き寄せるためのゴールチャンスも回ってくるはずだ。そこで原口が決めることで、日本のロシア・ワールドカップ行きへの展望も、新たなエースとしての存在価値もグッと近づいてくるはずだ。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

 

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