日本代表26歳に英驚き「別次元をもたらす」 わずか10分で…全選手を上回った「25/25」
今夏にリーズ加入の田中碧、カーディフ戦で「25本中25本のパスを成功」
日本代表MF田中碧は今夏にイングランド2部リーズ・ユナイテッドに完全移籍で加入した。ここまで出番は途中出場での3試合のみだが、現地メディアは限られた出番のなかで示したポテンシャルの高さに注目。今後のキーマンとして大きな期待を寄せていた。
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田中は8月31日のリーグ戦第4節ハル・シティ戦(2-0)でリーズデビューを飾り、第5節バーンリー戦(0-1)、第6節カーディフ戦(2-0)と3試合連続出場。いずれも試合終盤にベンチから投入される形で、プレー時間は3試合で合計10分ほどだ。
それでも、田中はこの短い時間での出場でも十分なインパクトを残しているようだ。英メディア「FOOTBALL LEAGUE WORLD」は直近のカーディフ戦でのパフォーマンスについてこう伝えている。
「田中は90分からの出場だったにもかかわらず、25本中25本のパスを成功させた。これ(パス成功数)は試合を通してカーディフのどの選手よりも9本以上多い数字だ。彼は長期的に真のテンポセッターになれることを証明した。彼のパスは力強く、隣にいる守備的MFの隣でバランスをとることができる」
田中はパスで攻撃にリズムとバランスを与える能力の高さが評価されていた。ここまではいわばチームに馴染むまでの慣らし運転といったところか。同メディアも先発起用されるのも時間の問題であり、いずれはチームに違いをもたらす存在になると太鼓判を押していた。
「彼は中盤の底からより前進的なプレーとクリエイティブなひらめきでリーズに別次元をもたらすはずだ。田中がこのチームでポジションを掴むのは必然であり、時間の問題だ。それだけでなくチームをコントロールする真の影響力も発揮するだろう。彼は前進させる意図を持ってボールを要求することができるだけでなく、必要に応じてテンポを落として保持するインテリジェンスも持っている。そのメトロノームのような力はここまで終盤のカメオ出演で証明されているが、それが試合の始めから見られるようになる必要があるだろう」
現在6位のリーズは次節19位のコベントリーと本拠地で対戦する。次のホームゲームが田中の先発デビュー戦となるだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)