「日本で僕が一番点を取れる」 3戦5発の決定力に加われば…エース候補が求める新たな“武器”とは?
小川航基は初めての最終予選に臨む
森保一監督率いる日本代表は9月3日、北中米ワールドカップ(W杯)アジア最終予選の初戦・中国戦(5日=埼玉)に向けて27人全員が集合。初めての最終予選にFW小川航基は「僕自身は日本にいる中で僕が一番点を取れる」と強い覚悟を持って臨む。
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「僕自身は日本にいる中で僕が一番点を取れると思っているし、前回のW杯で最後プレッシャーかけて日本がやっていたなかで、(前田)大然のプレッシャーの強度を僕自身がやっていければ、なおかつ点を取るというところ。世界一だったり、日本サッカーの壁を乗り越えられる1つの要因になると思っている」
力強い言葉を残したのはオランダ1部NECナイメヘンで急成長中の27歳ストライカー。自身にとっては初めての最終予選。過去2大会で黒星スタートを切っている日本の救世主となるべく、その存在感を示す。
森保ジャパンのエースにはFW上田綺世が君臨。一方の小川はE-1選手権で招集歴があったものの、“フル代表”の招集は3月シリーズから。それでも今年出場2試合で2ゴール。国際Aマッチデビュー戦となった2019年香港戦で達成したハットトリックを合わせて、3戦5発の決定力を誇っている。
昨季、初めての海外挑戦で31試合11ゴールを挙げた。いきなりチームにフィットし、順応性の高さを見せつけた。今季もすでに1得点しており、順調なスタートを切っている。
だからこそ、日本代表への思いも強い。ハードワークを厭わないFW前田大然のような前線からのプレスを武器にしようと奮闘。初めての最終予選でも自身の役割を理解している。
「本当すべてやらなきゃ世界一は取れない。目標としては全員が120%、それ以上持っているものを出さないと。甘くない世界だと思う」
前回のW杯はテレビ観戦だった。「負けたとき誓いました。次俺がやる、決めて勝たせるというのを」。何よりもゴールが必要な最終予選。小川の力は絶対に必要になる。
(FOOTBALL ZONE編集部・小杉 舞 / Mai Kosugi)