モイーズ解任の知られざる真相――“ファーガソン院政”を崩したマンチェスター・U経営陣のクーデター

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 そんなデイリー・ミラーを筆頭にして、全英メディアがまさしく24時間間体制で解任の瞬間を待ち構えていた。ところが、マンチェスター・Uは、現地時間の午前8時37分、あっさりモイーズ解任の声明を公式サイトに発表した。

 前出のミラー電子版によると、午前8時にウッドワードCEOがキャリントン練習場に赴き、解任を通告したという。前日の21日、英メディアはクラブ側に再三再四、モイーズ監督の去就を問い合わせたが、公式には解任を認めず。しかし翌日の朝一にCEOが解任を告げたという事実から、決断は21日中に固まっていたのだろう。

 声明は「ハードワークと正直さ、誠実さをもたらしたことに感謝することをここに記録する」といった短いもので、to place on record(ここに記録する)という表現からも、どこか冷たさを感じさせ、モイーズに対する失望感を表しているような印象も与えた。

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