カシージャスが金字塔! UEFA主催大会で歴代単独トップの通算175試合出場を達成

CLユベントス戦に先発出場 レアルで157試合、ポルトで18試合ゴールを守る

 ポルトに所属する元スペイン代表GKイケル・カシージャスが、前人未到の大記録を達成した。現地時間14日に行われたUEFAチャンピオンズリーグ(CL)決勝トーナメント1回戦ユベントスとの第2戦に先発出場し、UEFA主催のクラブチームによる大会出場を175試合に伸ばし、単独トップに立ったとUEFA公式サイトが伝えている。

 この日のポルトは敵地ユベントス・スタジアムに乗り込んだものの、前半42分にFWパウロ・ディバラにPKで先制点を奪われ、攻撃陣は得点を奪えず、2戦合計スコア0-3で敗退が決まった。それでもスターティングメンバーに名を連ねた守護神カシージャスは、心が折れかかるチームを最後方から鼓舞し続けた。

 ポルトにとっては悔しさの残る90分間となったが、カシージャスにとっては金字塔となった。これまではACミラン黄金期の英雄であるDFパオロ・マルディーニと174試合出場で首位に並んでいたが、この日の出場で175試合となり単独トップとなった。レアル・マドリードに所属していた1999年にトップデビューを果たして以来、“白い巨人”の守護神として定着し、UEFAの大会で157試合に出場。そして2015年のポルト移籍以降も18試合を積み重ねての記録更新となった。

 レアル、そしてスペイン代表で人間離れした反射神経を見せてビッグセーブを連発し、“聖イケル”と崇められたカシージャスも35歳となった。それでもヨーロッパの一線級クラブで活躍し続ける男は、今後も記録を伸ばしそうだ。

 

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