岡崎のプレミア移籍に暗雲 レスターが争奪戦を制してクラマリッチを獲得

チェルシーとの争奪戦を制す

  プレミアリーグ最下位のレスターが、首位チェルシーとの争奪戦を制し、リエカのクロアチア代表FWアンドレイ・クラマリッチをクラブ史上最高額の移籍金で獲得したと、英地元紙「タイムズ」などが報じた。
 レスターは、日本代表FW岡崎慎司(マインツ)の獲得に動くと報じられたばかりだった。だが、新エースの獲得確定で、アギーレジャパンの背番号「9」の動向にも影響すると、英地元紙「インディペンデント」が報じている。
 レスターは、クラマリッチ獲得に970万ポンド(約17億3000万円)を支払い、3年半に及ぶ契約を結んだ。
 チェルシーは、この1月にクロアチア代表の背番号「9」を獲得し、オランダ1部フィテッセに期限付きで武者修行させる計画を立てていた。豊富な資金力を誇るチェルシーだが、クラマリッチに対する移籍金の上限を800万ポンド(約14億3000万円)と設定していた。そのため、最下位脱出に向けてストライカー獲得を熱望していたナイジェル・ピアソン監督率いるレスターに、争奪戦で敗れる格好となった。
 さらに、チェルシーから元オーストラリア代表GKマーク・シュウォーツァーを獲得するなど、巻き返しへの準備を着々と整えている。今季公式戦28得点と絶好調のクラマリッチの獲得で、レスターの補強ポイントが最前線から移行するのか。プレミア移籍を熱望する岡崎をリストアップしていたが、そのアプローチが変化するのか、今後の動向に注目が集まる。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

page 1/1

今、あなたにオススメ

トレンド

ランキング