「異常なくらい強い」「破壊力えぐい」 パリ五輪サッカー、モロッコが6発快勝で初の銅メダル獲得
ハキミがダメ押しのビューティフルフリーキックを決める
パリ五輪の男子サッカー競技は現地時間8月8日、モロッコ代表対エジプト代表の3位決定戦が行われた。前半から力の差を見せつけたモロッコが6-0の快勝を収め、史上初のメダルを手にしている。
U-23の年齢制限のあるなか、モロッコには名門パリ・サンジェルマンに所属するDFアクラフ・ハキミがオーバーエイジ枠(OA枠)で参加。グループBの戦いで2勝1敗の成績を残し首位通過すると、アメリカ(準々決勝/4-0)を破り優勝候補のスペインと準決勝で激突した。
このゲームで1-2と敗れ、3位決定戦に回っている。一方のエジプトはグループCを2勝1分で首位突破。準々決勝ではパラグアイをPK戦の末破ったが、続く準決勝でフランスに1-3で敗れた。
両チームともに初のメダル獲得を懸けたゲーム。序盤からモロッコが攻勢に出ると、前半23分にFWアブデ・エザルズリのゴールでモロッコが先制する。3分後にはFWソフィアン・ラヒミが追加点。2点リードでハーフタイムへ。
後半も勢いを止めないモロッコは、開始6分にMFビラル・エル・カンヌス、同19分には再びラヒミがネットを揺らす。徐々に劣勢のエジプトが焦りからかラフプレーが目立つようになるが、同28分にはDFアクラム・ナカシュ、同42分にハキミが華麗なフリーキックでダメ押しのゴールを奪い6-0の快勝を飾った。
モロッコは同国初の銅メダルを獲得。選手、スタッフを含め歓喜に沸く瞬間となっている。SNS上でも、エジプト相手に圧倒的強さを見せたモロッコに対し「異常なくらい強かった」「最も成長したチーム」「破壊力えぐい」「エジプトをぼこぼこに」「もうオーバーキルよ?」といった驚きの声が上がっていた。
モロッコは、A代表も2022年カタールW杯でベルギー、スペイン、ポルトガルと欧州の強豪を撃破。W杯4強入りを成し遂げていた。U-23代表も、堂々の成績を収め母国に帰ることになりそうだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)