CL惨敗のアーセナル「英クラブ史上ワースト」 欧州カップ戦で57年ぶりに不名誉な記録更新
バイエルンに2戦合計2-10と大敗したアーセナル、7季連続で16強敗退
アーセナルはUEFAチャンピオンズリーグ(CL)決勝トーナメント1回戦・第2戦でバイエルン・ミュンヘンに第1戦と同スコアの1-5で敗れた。英衛星放送「スカイ・スポーツ」データ解析部門のツイッターによれば、トータルスコア2-10での敗戦はイングランドのクラブ史上最悪の結果だったという。
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屈辱にまみれた敗戦となった。勝ち抜けのためには最低でも4得点が必要という状況でキックオフを迎えたアーセナルは前半20分にFWウォルコットが先制ゴールを奪う幸先のいいスタートを迎えたが、後半8分にDFコシエルニーがペナルティーエリア内のファールで退場となり、試合展開が一変。FWレバンドフスキのPKで同点とされると、同23分にはFWロッベンが2点目、そして同33分から40分までの7分間でFWドウグラス・コスタ、そしてMFビダルが2得点を決めた。
2戦合計2-10の敗戦は、欧州カップ戦におけるイングランドのクラブ史上最悪の負け方となってしまったようだ。これまでは1960年にウォルバーハンプトンがバルセロナに2-9で敗れたのがワーストだったが、これを上回る不名誉な記録を更新してしまったという。
試合後、衛星放送「BTスポーツ」のインタビューに応じたアーセン・ベンゲル監督は「10人で4点を奪わなければいけなかった。選手の頭には不可能と浮かんだだろう。そもそもレバンドフスキはオフサイドで、PKではなかった。それに加えてイエローカードで、レッドカード。とても不快だし、高いお金を払って試合を見てくれた人々に申し訳ない」と恨み節だった。指揮官の胸にも大きな傷をつける大敗となった。
アーセナルは7季連続のベスト16敗退。欧州最高峰の舞台から姿を消した。
【了】
フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images