名手ピルロがバルサ移籍に近づいた過去を告白 「試合後、グアルディオラ監督に呼ばれて…」

「バルセロナでプレーする気はないか?」

「試合が終わるとすぐに、グアルディオラ監督が『僕と話したい』と言って連れていかれたんだ。スタジアムの中で、彼から僕に『バルセロナでプレーする気はないか? そうしてほしい』と話してきたんだ。僕にとってはエポックメイキングな出来事だったね。ただ、ミランは僕の売却に合意しなかったんだ」

 現在マンチェスター・シティの監督を務めるジョゼップ・グアルディオラ氏が率いていた当時のバルセロナは、世界最強軍団として名を馳せていた。その一員になるリクエストを受けたことは自身を興奮させる出来事だったと振り返った一方、ミランが「ノー」を突きつけたことを残念がった。

 結局、その後にピルロはミランから国内の強豪ユベントスに移籍し、3シーズンにわたって活躍。リーグ3連覇を成し遂げ、2015年からはアメリカでプレーしている。

 イタリアで稀代のプレーメーカーとしての地位を築き、“マエストロ”の称号を持つピルロが当時のバルセロナでプレーしていたら、果たしてどのような存在になっていたのか――。今となっては想像することしかできないが、実現に至らなかったのはピルロのみならず、世界中のサッカーファンにとっても残念な出来事だったのかもしれない。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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