セルティックFW陣、去就動向は? 補強状況に監督言及…韓国人FWに「いくつか関心ある」
昨季2冠のセルティック、今夏の補強状況に現地注目
スコットランド1部セルティックは、2023-24シーズンのリーグ戦とスコティッシュ・カップを制し、2冠を達成。新シーズンもスコティッシュ・プレミアシップの優勝争いを牽引することが期待されるセルティックだが、ブレンダン・ロジャーズ監督はチームの補強状況についてコメントした。英紙「スコティッシュ・サン」が報じている。
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セルティックの昨季主力ではイングランド代表GKジョー・ハートが昨季限りで現役を引退。また、イングランド2部ノリッジからレンタル移籍していたアイルランド代表FWアダム・イダ、他クラブからのオファーが報じられている韓国代表FWオ・ヒョンギュの動向が注目されている。
新シーズン開幕が近づくなか、セルティックはチェコ1部スパルタ・プラハのGKピーター・ヴィンダール・イェンセンの獲得に乗り出すと伝えられている。しかし、クラブは26歳のデンマーク人GKに対して800万ポンド(約16億5000万円)以上を求めていると報じられており、これがネックになっているようだ。
FWの去就は所属する古橋亨梧や前田大然の起用にも大きな影響が出てくる。昨季の後半戦で古橋と出場機会を争い、スコティッシュ・カップ優勝の立役者となったイダはクラブに完全移籍を要求したが、所属元のノリッジは争う構えだという。スポーツ・ダイレクターのベン・ナッパー氏は「チャンピオンシップ(2部)レベルでは証明済みのストライカーであり、セルティックでもとても良くやった。彼は我々の下部組織育ちであり、代表選手だ。彼はまさに私を興奮させるタイプの選手だ」と、ファンとのミーティングで語ったと報じられている。
イダ、GK、そしてオ・ヒョンギュの今後について、ロジャーズ監督は「アダムはノリッジの選手であり、他クラブの選手について話す気分ではない」と、イダについてはコメントを拒否。続けて「GKは私たちが補強をしなければいけないポジションであり、ジョーが去ると言ってから、そのことは分かっていた。だが、シーズン開幕までに補強を終えられる見込みだ。たくさんの名前が飛び交っているが、良い選手が1人来てくれればいいね!」と、GKの獲得に近づいていることを明言した。
さらに「オ・ヒョンギュにはいくつかの関心があるため、検討をしてみる。この先、どうなるかを見てみよう」と、放出する可能性を否定しなかった。イダとオ・ヒョンギュの両選手が離れることになれば、古橋や前田の重要性も増す可能性があるが、セルティックは新シーズンに向けてどのような陣容になるだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)