パリ五輪、長期滞在メリットを旗手言及「ベストと判断」 サッカー男子は7.17仏戦前現地入り

パリ五輪の機種を務めるブレイキンの半井重幸(写真一番右)【写真:徳原隆元】
パリ五輪の機種を務めるブレイキンの半井重幸(写真一番右)【写真:徳原隆元】

パリ五輪日本選手団の結団式&壮行会開催、ブレイキンの半井重幸が五輪までの準備に言及

 大岩ジャパンも参戦するパリ五輪は、7月26日に開幕を迎える。その大会に向けた準備は、それぞれのアスリートによって大きく異なってくる。7月5日にはパリ五輪に出場するTEAM JAPAN(日本選手団)の結団式と壮行会が都内で行われ、両会の終了後に旗手を務める新種目ブレイキンの半井重幸が記者会見に臨み、五輪までの準備について語った。

 TEAM JAPANの旗手を務めることになった半井だが、ブレイキンの競技は閉会式の前々日である8月10日と前日の11日に行われるという。しかし、半井は旗手になったことから27日の開会式から参加することになる。

 日本国内で調整を続けて、競技の直前に調整することも可能だったが、半井は「開会式からオリンピック全体を楽しみつつ、準備を着々として最後の最後まで気を抜くことなく自分のすべてを当日、出せたらなと思います」と話した。そして「たくさんの五輪選手の先輩から『オリンピックを楽しんだほうが、自分の競技にも良い影響を与えられる』」というアドバイスを受けたと語った。また、パリに長く滞在することも自分に合っていると主張する。

「僕自身、踊る瞬間、ステージに立った瞬間に自分がどれだけ自分らしく、ホームのように挑めるのが大事。日本で最後の数週間を過ごす準備の仕方と現地パリで過ごす準備では違うので、メリット、デメリットもあると思います。すべてを考えたうえで、僕はパリという地を自分のホームのように感じられるように、現地で数週間の準備をして、迎えることがベストだと判断しました。今回は開会式の旗手という役割も受けさせていただきますし、現地でしっかり当日に向けて準備をしていけたらと思っています」

 今回、サッカーでは大岩ジャパンが56年ぶりとなるメダル獲得を目指すことになる。U-23日本代表の選手たちは、順番に現地入りして17日(現地時間)にU-23フランス代表と国際親善試合を行い、24日のU-23パラグアイ代表との初戦に備えることになる。2大会ぶりに観客が入るスタジアムで行われる五輪で、日本はどれだけのメダルを獲得することができるだろうか。

(河合 拓 / Taku Kawai)



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