フランクフルト長谷部、3失点完敗のチームを鼓舞 「顔を上げるべきところに自分たちはいる」

敵地でレバークーゼンに3失点、3バック統率も堅守崩壊

 フランクフルトの日本代表MF長谷部誠は、11日の敵地レバークーゼン戦に先発フル出場したが、チームは0-3と完敗を喫した。UEFAチャンピオンズリーグ(CL)出場圏内の3位に位置している好調なチームを支える33歳は、敗戦にも「顔を上げるべきところに自分たちはいると思います」と前向きなコメントを残したことを、ブンデスリーガ公式サイトが伝えている。

 今季の長谷部は本職のボランチとCBという2つの役割をこなしているが、この日は3バックシステムの中央でプレー。前節まで首位バイエルン・ミュンヘン(12失点)に次ぐリーグ2位の15失点と堅守を誇っていたが、この試合ではメキシコ代表FWチチャリートことハビエル・エルナンデスに2得点を決められるなど3失点を許し、リーグ戦で3試合ぶりの黒星となった。長谷部も「今日は0-3で、非常に厳しいゲームになってしまいました。先制点を早い時間に相手に取られたのは、個人的にも反省しなければいけないところです」と悔しさを露わにしている。

 これでフランクフルトは今季5敗目となったが、それでも暫定でCL出場圏内の3位を維持している。長谷部も「ただ、ブンデスリーガの順位を見ても、顔を上げるべきところに自分たちはいると思います」と上を見据えている。

 後半には途中交代したFWアレクサンダー・マイアーからキャプテンマークを引き継ぐなどチームをけん引する立場にいるだけに、「DFB杯も次に進んでいます。今日の負けはもちろん忘れてはいけないと思いますが、とにかく顔を上げてまた来週の試合に向けてやっていきたいと思います」と気持ちを引き締めていた。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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