「神の右脚」「伝説のセーブ」 日本で起こった決定機阻止の“スーパークリア”にファン喝采

名古屋の内田宅哉【写真:Getty Images】
名古屋の内田宅哉【写真:Getty Images】

試合終盤にチームを救う大仕事

 J1名古屋グランパスは4月13日、リーグ戦第8節でジュビロ磐田と対戦し1-0の勝利を収めた。アウェーで退場者を出すなど苦しい展開を強いられたなか、勝利を手繰り寄せた“スーパークリア”が反響を呼んでいる。

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 試合は、名古屋が前半8分に幸先良く先制。左サイドの高い位置でボールを受けたMF倍井謙がカットインから右足で鋭いクロスをボックス内に供給すると、これが上手く流れゴールに吸い込まれた。ただ倍井は同43分、ピッチ中央での磐田DFリカルド・グラッサに対するスライディングが危険なプレーと判断され一発退場。嬉しいJ1初ゴールも、無念とともにピッチをあとにした。

 1人少ない名古屋は、後半厳しい展開に。同35分に磐田FWジャーメイン良のシュートがポストを叩くなど大きなピンチもあったが、それでも全員が集中して守り切り勝ち点3を掴んだ。

 逆境を跳ね返して白星を手にしたこの試合、終盤にチームを救うビッグプレーが飛び出した。名古屋公式インスタグラムは4月15日、「超必見!決定機を見事に阻止した内田宅哉選手のスーパーディフェンス」と題し、その瞬間を収めた動画を公開した。

 そのプレーが生まれたのは後半41分。左サイドのスローイングから磐田MF藤川虎太朗が上手く抜け出しニアゾーンに進入すると、中央へグラウンダーの速いクロスを供給した。ボールは一瞬足を止めた守備陣の間を抜け、ファーサイドで待ち構えていたMFブルーノ・ジョゼのもとへ。大きく空いたゴールへ流し込もうとしたが、これを名古屋MF内田が懸命に戻り、残した右足でクリアした。

 絶体絶命のピンチを救ったファインプレー。この動画が公開されると、ファンからは「最高で最強」「神の右脚」「2点分の働き」「伝説のセーブ」「あんな危ないシーンを止めた内田すごすぎ!」など、称賛の言葉が相次いだ。

 2022年3月に期限付き移籍でFC東京から加わり、期間を延長して今季も残留した内田。チームのさらなる順位アップへ今後の活躍が注目される。

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