「誰よりも声を出している」 “元FC東京”の渡辺剛が語る“魂の男”長友がもたらす効果
ヘントDF渡辺剛が長友効果を語る
森保一監督率いる日本代表は3月19日、千葉県内でトレーニングキャンプの2日目を行った。ベルギー1部ヘントに所属するDF渡辺剛が練習後に取材に応じ、FC東京時代の2021年に約3か月だけチームメイトだったDF長友佑都の効果について語った。
【注目】白熱するJリーグ、一部の試合を無料ライブ配信! 簡単登録ですぐ視聴できる「DAZN Freemium」はここから
カタールで開催されたアジアカップでは、優勝が期待されながらも準々決勝で敗退となった森保ジャパン。チームの雰囲気がやや重かったなどの指摘があるなか、今回の北中米W杯アジア2次予選の北朝鮮との2連戦に向けては、37歳の長友がカタールW杯以来となる代表復帰を果たした。
アジアカップと今回のチームを取材している人たちの中からも、雰囲気が全く違うという声が上がっているが、渡辺も改めて“長友効果”を感じていた。
報道陣から、「アジアカップのチームはちょっとチームがおとなしい感じでしたが、ここに来てちょっとうるさい人も」と言われると、渡辺は即座に「(長友)佑都くんですよね」と笑い、「自分もFC東京の時に一緒にやらせてもらっていて、サッカーの部分も素晴らしいですし、ポジティブな部分も多いですが、チームの雰囲気の意味でも誰よりも声を出しています。そこが大切だと一番分かっている選手ですし、そこを全力で出してくれるのは、自分たちからしてもいい経験だなって。ああいう背中を見て、自分がFC東京にいる時から最前線でやっていて、代表に呼ばれる前の試合で点を取ってきて、魂のある選手だなって思いますね」と語った。
その長友は前日の練習後の取材で、北中米W杯も視野に入れていることを認めたが、「やっぱり全選手が目指している部分だと思いますし、それを魂を込めてやるっていうところがあの人の凄いところなので、見習いたいところですね」と、短期間ながらも早くも長友から得ている刺激の大きさを口にした。
(河合 拓 / Taku Kawai)