指揮官がバロテッリに厳しい態度 「ベンチスタートにも適応しないと」

悪童に控えを受け入れるように指示

 リバプールのブレンダン・ロジャーズ監督が、今季リーグ戦無得点で控えに転落しているイタリア代表FWマリオ・バロテッリに対し、スーパーサブ役に適用すべし、と指令を出したと「ESPN」が報じている。
 今季夏の移籍市場で1600万ポンド(約30億円)の移籍金で加入した問題児は、キャリアの再生を懸けたはずのリバプールで期待された結果を出せずに、トラブルばかりが続いている。リーグ戦は、無得点で、カップ戦でわずか2得点。自らのソーシャルメディアでの投稿で、ユダヤ人差別疑惑が持ち上がり、全面謝罪。イングランドサッカー協会からも出場停止処分を言い渡された。
 今季公式戦15試合2得点というバロテッリに対し、ロジャーズ監督は厳しい態度を示した。
「バロテッリの控え? それは彼が慣れなければいけない部分だ。もしも、チームがベンチからの出番で彼を求めているなら、そこに適応しなければいけない。バロテッリだけでなく、チーム全員にも言えることだが」
 26日の敵地バーンリー戦を控えた記者会見で、北アイルランドの戦略家は、悪童にシビアな現実を突きつけた。バロテッリは11月にアントニオ・コンテ監督からイタリア代表合宿に招集されたが、股関節の痛みを理由に途中離脱した。だが、イタリアメディアからは先発で出られないためにサボったという疑惑の声も上がるほど、序列に対するこだわりを持っている。それでも指揮官は、結果を出せないバロテッリに厳しい態度を貫くようだ。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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