ファン・ハール監督が独特の持論を展開 「子育てのようなもので彼らを教育する」

ベンチに座り続ける理由とは

 ゴールを決めても決められても微動だにせず。不可解な判定にもタッチライン際に足を運ばない。マンチェスター・ユナイテッドのルイス・ファン・ハール監督が、試合中にベンチに鎮座する独特のコーチングスタイルについて持論を展開したと、「ESPN」が報じている。
「私が叫んだところで、どんな影響を与えられるか分からない。プレミアではファンがものすごく叫んでいるから、選手は(監督の指示を)理解できない。だから、私はいつもベンチにいる。一週間、選手が試合の流れを自分で読めるように訓練するだけだ」
 レッドデビルズを率いる指揮官は、26日のニューカッスル戦を控えた記者会見でそう力説した。
「より大事なことは、選手がより試合に関与することだ。選手が自分で判断する。子育てのようなものだ。彼らを教育するんだ」
 対戦相手のニューカッスルのアラン・パーデュー監督は、ウエストハムを指揮していた際、アーセン・ベンゲル監督とタッチラライン際で何度も口論を繰り広げ、2年前には副審を押した影響で、2試合の出場停止処分を受けている。
 だが、ファン・ハール監督は、「私はけんかなんてしたことない。私は声を使うだけだ。手とかは今までないね」と言う。
 会見の最後には赤ワインを入れたグラスを片手に、報道陣にクリスマスを祝い、乾杯したオランダ人は後半戦も独特の美学を貫くつもりだ。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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