アジア杯不参加の日本人躍動「最高の選手の1人だ」 独絶賛「すべてを懸けると宣言」

デュッセルドルフでプレーする田中碧【写真:ロイター】
デュッセルドルフでプレーする田中碧【写真:ロイター】

デュッセルドルフ田中碧、勝利に貢献するパフォーマンスに現地注目

 ドイツ2部デュッセルドルフは2月25日に行われたリーグ戦第23節のハンザ・ロストック戦に2-0で勝利した。この試合で日本代表MF田中碧は前半18分にチームの2点目を記録。ドイツ紙「ビルト」が田中のコメントを報じている。

 昨年12月16日に行われた第17節のマクデブルク戦(3-2)以降、勝利がなかったデュッセルドルフ。ブンデスリーガ昇格を目指すが、足踏み状態に陥っていた。それでもこの試合では前半16分にMFフェリックス・クラウスが先制ゴールを挙げると、その2分後に田中が右足でミドルシュートを決め、今季ゴール数を6に伸ばした。

 このままデュッセルドルフは2-0で勝利。田中について「ビルト」は「この数週間、田中碧はフォルトゥナ・デュッセルドルフの最高の選手の1人だ。ロストック戦で挙げた2024年の初勝利でも、最後のゴールを決めた。そして日本人選手はフォルトゥナが2部リーグの残り11試合にすべてを懸けると宣言した」とし、田中のコメントを伝えた。

 勝利から見放されていたフォルトゥナだが、田中は「僕たちはシーズンの後半戦も何度か勝てそうだった。この勝利は僕たちの自信になると思う。僕たちは昇格したいし、だからこそこの試合に勝たなければいけなかった。次はここから勝ち続けないといけない。良い試合ができたけど、僕たちはもう次の試合に集中している。次の2試合がとても重要になる」と、コメントした。

 この後の2試合でデュッセルドルフは3位のハンブルグと5位のハノーファーと対戦する。ここに勝つことができれば、再び昇格争いに加われる公算が高まるのだ。田中は「昇格するのは簡単なことではないけれど、自分たち次第だと思っている。ハノーファーとハンブルグに勝利すれば、可能性は高まる。良いプレーができれば、チャンスはあると思う。だからこそ、自分たちのパフォーマンスをしっかり出せるようにしたい」と、意気込んでいる。

 今年1月からカタールで開催されていたアジアカップに出場せずに、チームでのプレーに専念していた田中だが、クラブを3位以内に導き、ブンデスリーガ1部に戻すことはできるだろうか。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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