浦和新助っ人3選手の獲得ビジョンとは? クラブTDが力説「世界レベルに引き上げる」

会見に臨んだ西野努TDと新助っ人3人【写真:(C)URAWA REDS】
会見に臨んだ西野努TDと新助っ人3人【写真:(C)URAWA REDS】

今季の新加入外国人3選手の記者会見をオンラインで実施

 浦和レッズは2月15日に今季の新加入外国人3選手の記者会見をオンラインで実施。西野努テクニカル・ダイレクター(TD)は、「攻撃的な部分と浦和スタンダードを世界レベルに引き上げるために紹介できる戦力」と話した。

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 浦和には今季、清水エスパルスからJ1得点王経験のあるブラジル人FWチアゴ・サンタナ、スウェーデン1部ヘッケンからペア・マティアス・ヘグモ新監督の指導を受けた経験のあるスウェーデン代表MFサミュエル・グスタフソン、イタリア・セリエAの名門ASローマからはノルウェー代表FWオラ・ソルバッケンを期限付き移籍で獲得した。3選手は沖縄県でのトレーニングキャンプ中に合流したが、改めての加入会見となった。

 今季からトップチームの強化責任者を務める西野TDは「今シーズンの準備をするにあたり攻撃力の増強が1つの大きなテーマだった。また日々、ヘグモ新監督との会話では『浦和スタンダード』という言葉が使われる」と話し、獲得についてコメントした。

「世界で継続して戦えるクラブ、チームになるために浦和スタンダードを上げていこう。毎日の練習、1人1人のスタッフの仕事の質、選手たちの日々の姿勢から浦和スタンダードをしっかり引き上げて、今シーズンのリーグ優勝と来シーズンの大きな目標であるクラブ・ワールドカップ(W杯)を目指していきたい。今日、紹介する3名は攻撃的な部分と浦和スタンダードを世界レベルに引き上げるために紹介できる戦力だと思っている」

 グスタフソンは「戦術的なところで言えば、ヘグモ監督の下でプレーした経験がある。戦術を植え付けるプロセスを速めるところで僕が良いツールになればいい」と、チーム内で選手たちに新監督の戦術を浸透させる点での役割を買って出る心構えを話した。

 また、サンタナは「1人1人の質が高く、練習の中で強度高くやっている。非常に強いチームになると思う。浦和で3週間経つけど、温かく迎えてくれている。気持ち的には3週間じゃなくて1シーズンいるんじゃないかという感じ。ビッグクラブだし日々の練習を頑張っているのでJ1優勝を果たしたいし、助けになりたい」と強い思いを話した。

 そして、ソルバッケンは「タイトルを獲るために戦っていきたい。1日でも早く順応して、個人的にはゴールたくさん生むこと。チームとしては失点を少なくする。毎日、努力すれば結果はついてくるでしょう」と話した。

 グスタフソンは3人の中盤のうち中央、ソルバッケンは左右を問わずウイング、サンタナはセンターフォワードとしてプレーすることが見込まれる。昨季はJ1最少失点ながら得点力不足が顕著だった浦和は、日本人選手の補強も進めたが、力のある外国人選手の獲得で2006年以来となる2回目のリーグ優勝達成への気概を示している。

(轡田哲朗 / Tetsuro Kutsuwada)



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