“爆買いオファー”連発の中国クラブ会長が恨み節 突然の外国人枠削減に「2選手との契約を準備していたのに…」

今冬はヴィツェル獲得で打ち止めか

「この状況では我々の補強の変更を余儀なくされた。コスタに対するネット上の情報では事実だ。我々は彼を気に入っている。そして我々はカバーニにオファーも出した。交渉は進んでいたんだ」

 漢方薬で巨万の富を築いたシュー会長は、ビッグネームとの交渉の事実を認めた。ウルグアイ代表のエース、カバーニの獲得交渉が不調に終わった後、標的は“エル・ティグレ”(虎)の異名を持つ点取り屋で、代理人のジョルジュ・メンデス氏と直接交渉を進めていた。

「メンデスは数日前にうちにきた。コスタに対する意見交換をした。そして、二人の選手を獲得する準備もできていた。契約もバッチリ。価格も適正だった。ファルカオとラウル・ヒメネスだ。契約も準備できていて、選手2人もサインする用意はできていた。そこから年俸の上限設定と外国人の制限のニュースがやってきた。だから我々は変更したんだ」

 シュー会長はこう語った。青天の霹靂のような制度変更は中国ならではと言えるが、ファビオ・カンナバーロ監督が率いる天津権健の1月の補強は、ベルギー代表MFアクセル・ヴィツェルでストップとなりそうだ。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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