日本は優勝候補のイランと対戦

　日本代表は現地時間2月3日、アジアカップ準々決勝でイラン代表と対戦。前半28分にMF守田英正が先制点を決めたが、後半10分にMFムハンマド・モヘビに同点弾を決められた。現地メディアは「試合を支配していたイランにとっては当然のゴールだった」と指摘している。

　FIFAランキングで日本が17位なのに対し、イランが21位と、優勝候補同士のアジア最上位対決となった。ポゼッションを高める日本、カウンターを狙うイランの構図で、互いに好機を演出するなか、0-0で迎えた前半28分、FW上田綺世とのワンツーで中央を突破した守田がネットを揺らし、貴重な先制点を奪った。

　しかし後半10分、FWサルダル・アズムンにペナルティーエリア手前で前を向かれると、日本守備陣の隙間を突くスルーパスを出される。裏へ抜け出したモヘビに走り込まれ、GK鈴木彩艶との1対1を決められて同点弾を許した。

　開催国カタールの衛生テレビ局「ALJA ZEERA」は「モヘビの特大の同点弾が決まると、イランのファンは総立ちに！」と速報し、「日本が先制点を奪って以降は、試合を支配していたイランにとっては当然のゴールだった」と指摘している。先制点を奪ってからはイランの鋭いカウンター攻撃に苦しむ展開が続いていたなか、現地メディアもイランの同点弾は然るべき報酬だと捉えているようだ。