セビージャ敏腕SDがローマに“移籍”か 才能発掘に定評、昨夏には清武を獲得

名門ローマがモンチ氏を6億円で招聘と地元メディアが報じる

 日本代表MF清武弘嗣が所属するセビージャの敏腕スポーツディレクターが、次の仕事場をイタリアに求める可能性が高まっている模様だ。イタリアのサッカー専門メディア「カルチョメルカート・コム」や、スペイン紙「スポルト」が報じている。

 モンチの愛称で知られるラモン・ロドリゲス・ベルデホは、すでに今季開幕前にセビージャを離れることが噂されていたが、その決意を固めたと報じられている。そして、その手腕を高く評価するイタリアの強豪ローマが招聘に動いているとされた。

 「スポルト」紙によると、セビージャ側は今年のイースター(4月16日)後までクラブに残ることを求めているが、モンチ氏に対してローマは500万ユーロ(約6億円)の“移籍金”を支払ってクラブに迎え入れる準備を進めているとされている。

 モンチ氏は過去にブラジル代表DFダニエウ・アウベスやクロアチア代表MFイバン・ラキティッチをバルセロナへ、ブラジル代表MFジュリオ・バチスタをレアル・マドリードへ売却し、多額の利益を得た。若手を発掘しつつ売却益を確保していく手腕から、敏腕ディレクターとして名高い。

 果たしてモンチ氏は、元日本代表MF中田英寿などを擁してリーグ優勝を果たした2001年以来、リーグ優勝から遠ざかっている名門ローマを復活へと導くことになるだろうか。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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