チェルシーMFミケルが中国・天津泰達への移籍で同意 3年契約、週給は倍増の2900万円

昨年8月のリオ五輪では、ナリジェリア代表のOAとして手倉森ジャパンと対戦

  チェルシーのナイジェリア代表MFジョン・オビ・ミケルが中国1部の天津泰達への移籍で同意したことが明らかになった。英地元紙「ロンドン・イブニング・スタンダード」が報じている。

 昨年8月のリオデジャネイロ五輪にオーバーエイジ(OA)枠で参加し、手倉森ジャパンと戦ったボランチは5日にメディカルチェックを受けているとレポートされている。

 現在29歳のミケルは首位を独走するアントニオ・コンテ体制で出場機会を失っていた。当初、中国行きに難色を示し、レベルの高い欧州でのプレーを希望していたという。

 バレンシア、マルセイユ、インテルと交渉を持ったが、ミケルと年俸面で折り合いが付かなかった。天津とは3年契約で週給14万ポンド(約2900万円)の条件で合意に達しているという。現在より2倍近い高収入を手にする形となるようだ。

 チェルシーから中国行きの選手が続出している。ブラジル代表MFラミレスが江蘇蘇寧に、セネガル代表FWデンバ・バが上海申花に、ブラジル代表MFオスカルが上海上港に移籍している。オーナーの石油王ロマン・アブラモビッチ氏のオイルマネーで、世界屈指の名手を買い漁ったチェルシーだが、今やチャイナマネーの猛威に晒されて、戦力を供給する側になっている。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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