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「私のモチベーションはお金ではない」 中国のメガオファーを固辞したロナウドの流儀とは
最大のテーマはトップレベルをいかに維持するか お金は引退後、快適に暮らす手段」
レアル・マドリードのポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドは中国リーグからの移籍金3億ユーロ(約366億円)、年俸1億ユーロ(約122億円)という史上最高額のメガオファーを受けたが、これを固辞した。レアル残留を選んだロナウドは「私のモチベーションはお金ではない」と自らの流儀を明かしている。
エジプトのテレビ局「ナイルスポーツ」でインタビューに応じたロナウドは、世界最高給選手であることについて質問された。
「自分の仕事ではベストを尽くすこと。そのために練習している。一番価値がある選手になることは個人的に重要だが、それは私のモチベーションではない。私のモチベーションはフットボールをして、最高の選手になること。それが自分がやろうとしていることだ。お金に関しては、フットボールから引退後、独立して快適に過ごすための手段としか見ていない」
レアルと21年まで契約を延長し、スポンサーのナイキ社とは10億ドル(約1170億円)の生涯契約を結んだロナウドだが、フットボールにおいてはお金が最優先ではないと主張している。これが中国からのオファーを断った最大の理由だった。
バロンドール(欧州最優秀選手賞)を4度獲得したロナウドは「僕の目標は維持すること。僕にはあと数年フットボールをする時間が残されている。ナイキとレアル・マドリードと最高の契約ができた。だから嬉しい。自分の年齢で二つの大きな契約ができることは恵まれている。信じられないし、誇りに思っている。それがハードワークを続けるさらなるモチベーションをくれる。僕の仕事は自分のレベルを維持し、自分の仕事をすること。それでハッピーなんだ」
30歳を迎えたスーパースターはトップレベルをいかに維持するのか、それが現在最大のテーマのようだ。
【了】
フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images