移籍金報道に新展開 バルセロナのスアレス獲得費用は総額約370億円だった!?

最も高額な男

 ウルグアイ代表FWルイス・スアレスの移籍費用が総額2億ポンド(約370億円)に達していたと、英地元紙「デイリー・エクスプレス」が報じた。
 今夏、リバプールからバルセロナへの移籍を果たしたスアレスだが、リバプール側は違約金として7500万ポンド(約138億円)を受け取ったと報じられていたが、バルセロナ側は6500万ポンド(約120億円)しか支払っていないことを主張していた。
 しかし、ここにきてその移籍金報道に新展開が訪れた。最新のレポートによると、スアレス獲得に対し、バルセロナは移籍金、代理人手数料、給料、その他の費用を合計して2億ポンドの巨額なコストを負担したというのだ。
 真実であれば、移籍成立までの総額費用としては、スアレスが2014年度における最も「高額な男」となった。マンチェスター・ユナイテッドがアルゼンチン代表MFアンヘル・ディ・マリア獲得に1億9100万ポンド(約353億円)を使用し、レアル・マドリードはコロンビア代表MFハメス・ロドリゲスに1億3400万ポンド(約248億円)、アーセナルはチリ代表FWアレクシス・サンチェスに1億1400万ポンド(約210億円)を支払ったとされる。
 リバプールに関しても、おそらく想定以上の違約金をバルセロナから受け取ったことになるが、今季はここまでリーグ戦11位、欧州チャンピオンズリーグ1次リーグ敗退など、莫大な資金を手にしても、それに見合わない痛烈な損失を被っている。
 一方、スアレスは、バルセロナに適応し始めているが、チームとしてはまだまだ生かしきれていない。ある程度の結果にはつながっているものの、昨季のレッズや代表で見せていた本領を引き出しきれていないのも事実。2億ポンドという破格の金額に見合う成果を得るには、両軍共まだ少し時間が掛かりそうだ。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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