アーセナル戦は「残念ながら静か」 三笘薫、ボールタッチ31回止まりで英メディア低評価「もっとホワイト相手に…」

ブライトンの三笘薫【写真:ロイター】
ブライトンの三笘薫【写真:ロイター】

後半37分にはグロスの決定機を演出

 イングランド1部ブライトンの日本代表MF三笘薫は、12月17日に敵地で行われたプレミアリーグ第17節アーセナル戦(0-2)でフル出場。後半37分に決定機を演出する場面があった一方、アーセナルのプレッシャーの前に思うようにボールを持てず、英メディアの選手採点ではチームワーストの評価となった。

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 ブライトンはアーセナルのプレッシャーに押し込まれ、主導権を握られるなかでなんとか無失点で抑えていたが、前半20分過ぎに右サイドバック(SB)のオランダ代表DFジョエル・フェルトマンが相手選手とのマッチアップで負傷。一度はプレーを再開するも、座り込んでしまい、前半27分に無念の交代となった。負傷者が相次ぐブライトンは、代わりに18歳のMFジャック・ヒンシェルウッドを投入した。

 三笘は前半42分、タッチライン際でボールを持ったアーセナルMFブカヨ・サカの背後から身体を掴みながらボールを奪い、ファウル判定。しかし、サカやミケル・アルテタ監督が不服な態度を見せて抗議していると、ティム・ロビンソン主審は三笘にイエローカードを提示。三笘はこれが今季リーグ戦4枚目のイエローカードになった。

 前半を0-0で折り返したが、ブライトンはシュート0本。そして、試合は後半8分に動く。アーセナルは右コーナーキックを得ると、ゴール前に蹴り込んだボールがブライトンDFヤン・ポール・ファン・ヘッケに当たって逸れ、ファーサイドにいたブラジル代表FWガブリエウ・ジェズスがヘディングで押し込んで先制に成功した。

 ブライトンは後半25分、三笘が左サイドからドリブルを仕掛けてペナルティーエリア内で倒されるも、ファウルのコールはなかった。同29分にはアーセナルの素早い攻撃でMFマルティン・ウーデゴールにシュートを放たれたが、オランダ代表GKバルト・フェルブルッヘンが右手一本で防いでみせた。

 三笘は後半37分にも左サイドを崩し、右足アウトサイドでクロスを上げたが、決定機をMFパスカル・グロスが外してゴールならず。後半43分に逆に追加点を奪われ、ブライトンは0-2で敗れた。

 データ分析会社「オプタ」の数値を元にデータを展開する「SofaScore」によれば、三笘は90分間のプレーでボールタッチ31回止まり。パス成功数25本中23本(成功率92%)、キーパス1回、ビッグチャンス創出1回、シュート0本、ドリブル成功数1回中0回、地上戦デュエル勝利数8回中2回、ポゼッションロスト6回、ファウル2回、被ファウル2回という数字だった。

 英メディア「90Min」は選手採点(10点満点)で、三笘に対してチームワーストタイの「5点」評価。「ブライトンで最もクリエイティブな選手の1人だが、残念なことに静かな午後だった。もっと(対峙するアーセナルDFベン・)ホワイト相手に仕掛けるべきだった。ホワイトが(前半38分に)イエローカードを受けて、2枚目をもらう可能性がある時間が長かったからなおさらだ」と分析していた。

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