ブライトンが2位アーセナルとの大一番へ 三笘復帰も離脱者続出…好材料は“相性の良さ”か

ブライトンが堅守アーセナルのゴールに迫る【写真:Getty Images】
ブライトンが堅守アーセナルのゴールに迫る【写真:Getty Images】

開幕は順調なスタートだったが…現在8位と現在はやや苦戦

 イングランド1部ブライトンは12月17日、プレミアリーグ第17節で2位アーセナルと激突する。8位のブライトンは、リーグ最少失点を誇る堅守を武器に優勝争いするアーセナルと今季初対戦。上位戦線に残るためにこれ以上負けられない。ともに日本人選手が所属するが、アーセナルのDF冨安健洋は負傷離脱で欠場が確実な一方、ブライトンのMF三笘薫は怪我から復帰している。

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 昨季のプレミアリーグでクラブ最高位の6位と躍進したブライトンだが、UEFAヨーロッパリーグ(EL)の並行となる今季はやや苦戦を強いられている。開幕6試合を5勝1敗と勢いよく駆け抜けたが、第7節アストン・ビラ戦(1-6)の大敗から第12節シェフィールド・ユナイテッド戦(1-1)まで6試合連続未勝利(2敗4分け)と大きく足踏み。16試合終了時点での順位はアーセナルと10ポイント差の8位となっている。

 ロベルト・デ・ゼルビ監督の頭を悩ませているのは離脱者の多さだろう。11月末には10人が負傷者リスト入りし、さらに出場停止の選手も合わせて一時12人の選手が起用できないという異常事態を迎えた。MFソリー・マーチやDFペルビス・エストゥピニャンといった昨季の快進撃を支えたレギュラークラスの不在の穴を、MFジェームズ・ミルナーやMFパスカル・グロスといったユーティリティーな選手たちの活躍や若手の抜擢によってなんとか埋めている現状だ。

 11月に怪我のため日本代表から離脱した三笘の復帰という嬉しいニュースはあったが、一方でスペイン1部バルセロナから期限付き加入中のスペイン代表FWアンス・ファティは来年2月ころまで復帰できない見通しと、ベストメンバーが揃うのはまだ遠く先になる。

 そんな苦しい状況が続くブライトンだが、プレミアリーグでアーセナルとのアウェイゲームは直近4試合で3勝1敗と大きく勝ち越していている相性のいいカード。昨季、ホームでは2-4と敗れたが、アウェーでは優勝争いの渦中にいたアーセナルを3-0で一蹴。さらにリーグカップ3回戦でもエミレーツ・スタジアムでアーセナルに3-1と勝利を収めている。この試合もその相性の良さを生かすことができるか注目だ。

 16試合で28失点と守備の脆さも気になるブライトン。アーセナルの攻撃をしぶとく耐え抜き、三笘とコートジボワール代表FWシモン・アディングラというリーグ屈指の両翼を擁するサイドからの展開で活路を開きたいところだろう。

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