ターラブがかつてのチームメートバロテッリを酷評 「多くのチャンスを台無しにしてきた」

「モロッコのバロテッリ」発言から一転

 QPRのモロッコ代表FWアデル・ターラブは、衛星放送「スカイ・フットボール・ナイト」で、昨季のチームメートで現リバプールのイタリア代表FWマリオ・バロテッリを酷評した。
「誰もが彼は最高にすばらしいと僕に言ってきた。彼と一緒にプレーしたけど、彼がいい選手だとは認める。だが、彼はワールドクラスの選手とは思えなかった。強烈なシュートを打つけど、チームのためにプレーしない」
 ターラブは、昨季QPRから期限付き移籍したACミランで日本代表FW本田圭佑とポジション争いを演じた。クラレンス・セードルフ前監督からは、本田とともにサイドアタッカーの主軸の1人に据えられ、背番号10としのぎを削った。今夏ミランに完全移籍の可能性もあったが、違約金が発生するために見送られた経緯がある。そして、今季リバプール移籍前のバロテッリとも一緒にプレー。2月のミランへの入団会見時には「僕はモロッコのバロテッリ」と自認していたが、急に矛先をオリジナルに向け始めた。
「もしも、彼がチームのためにプレーしようとすると、ゴールができない。それが今のリバプールでの状況だ。彼にはマンチェスター・シティ時代からミランに至るまで(ワールドクラスになるための)多くのチャンスがあったが、それを台無しにしてきた」
 ターラブはかつての同僚に痛烈だった。ピッチ内外でトラブルを起こす悪童バロテッリだが、ターラブも負けていない。QPRのハリー・レドナップ監督から体重オーバーと練習中の態度を公然と批判され、メディアを通じて舌戦を繰り広げたばかり。クラブの会長が謝罪文を発表する騒動に発展していた。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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