元日本代表FW工藤が米MLSから2年ぶりJ復帰! 広島が完全移籍での加入を発表

バンクーバーでは負傷もあり17試合2得点 前線の新たな核として期待

 サンフレッチェ広島は31日、アメリカ・メジャーリーグサッカー(MLS)のバンクーバー・ホワイトキャップスFW工藤壮人の完全移籍での加入を発表した。

 工藤は下部組織から育った柏レイソルでプロデビューを果たし、2013年には元日本代表FW北嶋秀朗から背番号「9」を受け継ぎ、J1通算162試合56得点などゴールゲッターとしての実績を残した。同年にはアルベルト・ザッケローニ元監督の下で日本代表デビューし、通算4試合出場2得点を記録している。

 16年シーズンからバンクーバーへ渡り海外初挑戦を決意。MLSでの成績は通算17試合2得点で、5月にはあごを骨折して長期離脱を強いられるなど苦しいシーズンを送った。広島では元日本代表FW佐藤寿人(→名古屋)が抜け、得点王のFWピーター・ウタカも退団濃厚となっている前線の新たな柱として期待がかかる。

 工藤はクラブ公式サイトを通じ、「このたび、Vancouver Whitecaps FC から加入することになりました工藤壮人です。ここ数年、毎年優勝争いをしているサンフレッチェの一員になれることをうれしく思っています」と加入の喜びを明かした。12年と13年にJリーグを2連覇し、15年にもリーグ王者となった広島も今季は年間6位にとどまった。工藤もタイトル奪還に向け、「広島勝利のために全力を尽くしますので、応援よろしくお願いします」と決意を語った。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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