遠藤の“追い上げ”で「リバプールに新たな序列の可能性」 現地メディア指摘「マック・アリスターは心配する」

リバプールの遠藤航【写真:Getty Images】
リバプールの遠藤航【写真:Getty Images】

リバプールはシェフィールドに2-0で勝利 遠藤は先発フル出場

 イングランド1部リバプールは現地時間12月6日、プレミアリーグ第15節でシェフィールド・ユナイテッドと対戦し、2-0で勝利を収めた。日本代表MF遠藤航はアンカーで先発フル出場を果たし、クリーンシートでの白星に貢献した。そんななか、現地メディアは「ユルゲン・クロップは2度目の変更に失敗し、リバプールに新たな序列が生じる可能性」と見出しを打ち、遠藤の”追い上げ”に注目している。

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 前節のフルハム戦(4-3)ではチームを救う値千金のリーグ初ゴールを記録した遠藤は、シェフィールド戦で先発に抜擢。前半10分には縦パスを受けた遠藤が相手選手のプレッシングを鮮やかな反転で振り切ると、複数人に囲まれながらも左サイドへ的確なロングパスを供給し、チャンスを演出。守備面でも、激しいチャージで相手の攻撃の芽を摘み、存在感を発揮していた。

 そんななか、現地メディア「LIVERPOOL.COM」は「ユルゲン・クロップは2度目の変更に失敗し、リバプールに新たな序列が生じる可能性」と見出しを打ち、遠藤がアンカーに配置されたことにより、“主戦場”であるインサイドハーフで起用されたMFアレクシス・マック・アリスターにスポットライトを当てている。

 今夏に加入して以降、アンカーのポジションに定着していたマック・アリスターだが、「エンドウが飛躍的なスピードアップの兆しを示している今、ついに前線でプレーする機会が到来した。彼との契約に至った本領を発揮する瞬間が訪れたのだ」と、遠藤の適応により、本職での実力発揮に期待を寄せていたものの、「しかし、実際に物事はうまくいかなかった。序盤に膝を強打したことも響いたが、全体的に期待を下回るパフォーマンスだった」と指摘している。

 リバプールでは2度目となる“8番起用”だったが、「42タッチのエンドウ、40タッチのソボスライに比べ、彼の前半のタッチ数はわずか13で、パフォーマンスの出来を物語っていた。さらに後半早々に負傷交代することになり、クロップにとっては間違いなく懸念材料となるだろう」と説明し、「現段階ではアンカー起用が最善策なのかもしれない。しかし、それさえも今では必ずしも確定要素とは言えない。エンドウはシェフィールド戦で際立った存在ではなかったものの、期待は裏切らなかった」と、遠藤の”追い上げ”を強調している。

 負傷による離脱期間は明らかとなっていないが、「マック・アリスターに休息が必要な状態であれば、エンドウには土曜日のクリスタル・パレス戦でもう一度チャンスを与えられることになるだろう。ピッチ上で好印象を与えることのできなかったマック・アリスターは、自身の立場を心配することになるかもしれない」と、チーム内の序列変化の可能性を仄めかしていた。

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