マンチーニ、インテルの「プレミア化」に着手か

 

古巣の選手獲得を画策

 

 今季途中からインテルの監督に就任したロベルト・マンチーニ氏が古巣マンチェスター・シティのDFマティア・ナスタシッチの獲得に乗り出していると英地元紙「デイリー・ミラー」が報じている。

 インテルへの復帰を果たしたマンチーニは復権に向け、プレミアリーグからの補強を画策していると伝えられており、最初の獲得候補とされているのが、かつてマンCで栄光を共にした古巣の教え子である。

 イタリア人指揮官は守備陣の強化から着手する意向で来年1月のナスタシッチ獲得を熱望しているという。

 ナスタシッチは現在負傷に見舞われており、マンCでのポジション争いにも苦戦を強いられている。インテルはセルビア代表DFを優先ターゲットとして、レンタル移籍での獲得を目指しているとのことだ。

 マンチーニは他にもマンチェスター・ユナイテッドのオランダ代表FWロビン・ファン・ペルシーやリバプールの元ブラジル代表MFルーカス・レイバ、アーセナルのドイツ代表FWルーカス・ポドルスキなどの獲得にも強い関心を示しているという。

 かつてリーグ5連覇、09-10年シーズンには欧州チャンピオンズリーグ優勝を果たし、一時代を築いたインテルだが、ここ数年はCL出場権すら逃している。チーム再建のため、クラブは黄金期の功労者を再びサン・シーロに招き入れた。期待を一身に背負うマンチーニ監督は、名門インテル復活の鍵をプレミアに見出そうとしているのかもしれない。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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