久保獲得へ「レアルは交換トレード提示」 来夏獲得プランを現地指摘「47億円を引き下げようと…」
古巣レアルの獲得報道が過熱、ディアスを交換要員に指名と専門メディア報道
スペイン1部レアル・ソシエダの日本代表MF久保建英の去就動向を巡り、古巣のレアル・マドリード復帰報道がスペインメディアを中心に盛んに報じられている。そんななか、レアル専門メディアは現有戦力との交換トレードを計画していると指摘。「(カルロ・)アンチェロッティ監督の指示で計画を立てている」と伝えている。
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レアル専門メディア「Planeta Realmadrid」によると、久保の再獲得に向けてトレード対象となっているのはMFブラヒム・ディアスだという。今オフにイタリア1部ACミランからレンタル復帰したディアスは、ここまで公式戦9試合に出場。リーグ戦での先発出場は1試合のみで「居場所がない」状況と指摘されている。
記事では「アンチェロッティ監督の指示で選手1人と交換する形で久保をマドリードに戻す計画を立てている。レアルは22歳の日本人ウインガーに興味を示し、ブラヒムを交換トレードとして提示することで3000万ユーロ(約47億円)の買収額を引き下げようとするだろう」との見解が報じられた。
レアルは昨夏久保をソシエダへの放出した際、将来的に売却される場合の専売権(他クラブがソシエダにオファーを出した場合、それと同じ条件で優先的に購入できる権利)および、移籍金50%のキャピタルゲインを得る権利を保持。約6000万ユーロ(約94億円)に設定されている契約解除金の半分を支払えば再獲得が可能となる。
こうした背景からもレアルが獲得へ関心を寄せているとされる一方、今季ここまでの特筆すべき活躍ぶりからイングランド1部の名門マンチェスター・ユナイテッドやシティ、アーセナルなどのビッグクラブも熱視線を送っていると伝えられ、11月8日のUEFAチャンピオンズリーグ・ベンフィカ戦では多くのスカウトが視察するとの情報も出ている。
ソシエダのジョキン・アペリバイ会長は「タケの権利は我々が100%持っている」と、チームの主軸となった久保の残留を強く希望も、流出を完全阻止できるわけではなく、去就動向は日に日に加熱。久保自身は出場機会が望めるクラブでさらなる飛躍を望むなかで、レアル復帰というシナリオは果たして実現するだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)