C・ロナウドらと対峙のDF昌子、世界レベルを体感 「威圧感があった。あれが本気なのか…」

「雰囲気が全く違う。凄かった」 3点目のロナウドのゴールを悔やむ

 鹿島アントラーズの日本代表DF昌子源は18日のFIFAクラブワールドカップ(クラブW杯)決勝にフル出場し、世界最高峰と言われるレアル・マドリード(スペイン)の攻撃陣と対峙したなか、「威圧感があった。あれが本気なのか…」と、そのレベルを肌で体感した。

 鹿島は前半9分に元フランス代表FWカリム・ベンゼマに先制ゴールを決められた。しかし、同44分と後半7分にMF柴崎岳がゴールを決めて逆転に成功する。昌子はその瞬間に空気が変わったことを察したという。後半15分にポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドがPKを決めた際、ゴールパフォーマンスをする素振りを見せずに真剣な表情でボールを取りに行った事実がその象徴と言えるだろう。

「後半に相手が落ち着いた時、ガラッと雰囲気が変わって威圧感があった。あれが本気なのかと。パススピードもそうだし、雰囲気が全く違う。凄かった」

 それでも、リオデジャネイロ五輪に出場した22歳のDF植田直通と24歳の昌子が組んだセンターバックコンビは勢いにのまれなかった。先日4回目のバロンドールを受賞したロナウドからドリブルでチャレンジを受けるシーンもあったが、二人とも冷静な対応を見せた。

 だからこそ、勝負を分けた3点目のロナウドのゴールを悔やむ。「一瞬のスキを突くのが上手く、やられてしまった。シュートまでの速さが違う。非常に悔しいし、しんどかったところもある」と、目を離した一瞬に決められたゴールを振り返る。

 

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