久保建英、マジョルカ→ソシエダで「価値は5倍になった」 現地紙が脚光「あの時の久保はどこへ…」
2度期限付き移籍した古巣マジョルカと21日に対戦
スペイン1部レアル・ソシエダは10月21日にラ・リーガ第10節でマジョルカと対戦する。日本代表MF久保建英にとっては過去に2度期限付き移籍してプレーした古巣との対戦となる。スペイン紙「AS」は「マジョルカからサン・セバスティンへの移籍で久保の価値は5倍になった」と久保の見違えるほどの成長を特集している。
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スペインでキャリアを重ねている久保は2019-20シーズン、そして2021-22シーズンと2度、マジョルカでプレーしている。最初の19-20シーズンは久保にとって欧州トップリーグで戦う初めてシーズンであり、リーグ戦35試合で4得点を記録。ラ・リーガで通用するポテンシャルを示したが、チームは2部降格の憂き目にあった。
ビジャレアルとヘタフェでのプレーを経て、2度目の加入となった21-22シーズンは28試合で1得点1アシストにとどまっていた。チームは1部残留を果たしたが、久保個人としては不本意なシーズンを過ごした。
しかし、そんな久保も昨季に完全移籍したソシエダで急成長を遂げている。1年目の昨季は35試合で9得点7アシストを記録し、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)出場権獲得に大きく貢献。そして今季はここまで8試合で5得点1アシストと昨季以上のペースで得点を重ね、チームにおける重要性がさらに大きくなっている。
マジョルカ時代の久保の市場価値はピーク時が1000万ユーロ(約16億円)だったのに対し、現在ではブライトンのMF三笘薫と並んで日本人最高額の5000万ユーロ(約80億円)まで上昇した。これを受けて「AS」紙は「マジョルカからサン・セバスティアンへの移籍で彼の価値は5倍になった。久保は、レアル・ソシエダが想像もできなかったような高みへ到達するのを助けている」とその成長とチームへの貢献度の大きさを絶賛していた。
また、同紙はマジョルカを率いるハビエル・アギーレ監督と久保の関係にも注目。「アギーレは今の久保を見て、あの時の久保はどこへ行ったのかと警戒しているだろう」と報じた。元日本代表監督でもあるアギーレ監督は21-22シーズンの終盤にマジョルカにやってきたが、当時在籍していた久保を当初あまり起用しなかった。今季最初の直接対決は、アギーレ監督の前で久保がさらなる進化を見せ付ける舞台にもなりそうだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)