「格差が止まる気配はない」 中国女子、日本戦に完敗で母国嘆き節「できるだけ早く効果的な改革を…」

アジア大会の決勝進出を逃した中国女子代表【写真:Getty Images】
アジア大会の決勝進出を逃した中国女子代表【写真:Getty Images】

アジア大会の準決勝で日本に3-4で敗戦

 中国・杭州で行われているアジア競技大会の女子サッカーで、中国女子代表は10月3日の準決勝で日本女子代表に3-4で敗れ、決勝進出を逃した。若手主体の日本に屈したことに、中国メディアは「日本の差はさらに広がった」と取り上げている。

 中国は日本戦、前半12分に先制を許すも、その9分後に一度は同点に追い付いた。しかし、そこから前半だけでさらに3失点を喫して劣勢へ。後半10分にMF張林燕(チャン・リンヤン)、同15分にMF楊莉娜(ヤン・リナ)がゴールを決めて追い上げたが、一歩及ばずに3-4で敗れた。

 中国のニュースサイト「天津北方網」は「中国と日本の差はさらに広がった」と見出しを打ち、日本が若手中心のメンバー構成だったことに触れつつ、「中国女子代表は、ワールドカップだけでなく、かつての栄光を取り戻すことは困難。アジア内でもリーダーの地位を失っている」と言及している。

「ハードワークや決して諦めないことは、スポーツの魅力だけにとどまらず、成功のための必要条件だが、必ずしも結果にはつながらない。中国サッカーと世界の差はあらゆる面で広がり、その格差が止まる気配はない。男子サッカーは言うまでもないが、女子サッカーも遅れをとっている。責任は選手やの水慶霞(スイ・チンシャー)監督にはない。この問題は決してサッカーそのものではないのだ。女子サッカーはまずは目標を見つける必要があり、当局もできるだけ早くより効果的な改革プログラムを打ち出す必要がある」

 中国サッカーは、女子、男子ともに、今後どのような道を進んでいくのだろうか。

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