「怪我無く終えたのが一番」 U-22日本代表の大岩監督、波紋広がる北朝鮮の蛮行騒動に言及「立場上私は…」

U-22日本代表を率いる大岩剛監督【写真:(C) JFA】
U-22日本代表を率いる大岩剛監督【写真:(C) JFA】

5日にオンライン会見で大岩監督が出席

 中国・杭州で行われているアジア大会の男子サッカー・準々決勝で、北朝鮮選手が起こした行為に波紋が広がっている。10月5日にメディア向けに開催されたオンライン会見で大岩剛監督が出席し、北朝鮮選手の行為に対して改めて口を開いた。

 問題になったのは、準々決勝・日本戦で北朝鮮の選手が起こしたいくつかの事象だ。ピッチではラフプレーを連発し、さらに試合中、日本のスタッフから給水用のボトルを奪ったのち、拳を振り上げようとする威嚇行為にもおよんだ。試合後には判定を巡り、審判を囲み詰め寄ったりする選手たちの姿が中継映像で捉えられ、反スポーツ的行為が問題視されている。

 日本サッカー協会(JFA)もこの件に関して、アジアサッカー連盟(AFC)に意見書を提出。選手が起こした事象に波紋が広がっている。こうしたなか、5日のオンライン会見に出席した大岩監督もこの件に記者から質問が飛ぶと、改めて言及した。

 大岩監督は北朝鮮の行為について「監督としての立場上、私はピッチの外から選手を守ることしかできない。このゲームではなかなかそれができずにいたが、選手が怪我無く終えたのが一番」と、選手に大きな怪我がなかったことに安堵した。

 続けて「試合内容も含めて厳しい試合だったが、勝ち上がるための一試合でしたし、レフェリング含めサッカー協会が行うことはお任せするしかないので、我々ができること、試合に集中していきたい」と意気込みを話す。

 日本は決勝で、前回大会(2018年インドネシア・ジャカルタ大会)に続き、2大会連続で韓国と対戦する。ここまで積み上げてきたものを最大限に発揮する大事な一戦となりそうだ。

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