「日本に太刀打ちできなかった」 トルコ監督、日本の“タフネス”に脱帽「体力面で対応できなかった」

トルコ代表のシュテファン・クンツ監督【写真:Getty Images】
トルコ代表のシュテファン・クンツ監督【写真:Getty Images】

日本はトルコに4-2で勝利 欧州遠征で連勝を飾る

 日本代表は現地時間9月12日、国際親善試合でトルコ代表と対戦し、4-2で勝利した。合計6ゴールの生まれる打ち合いを勝ち切った日本だが、トルコを率いるシュテファン・クンツ監督は試合後、「体力で日本に太刀打ちできなかった」と敗因を語っている。

 9日にドイツ代表と対戦した日本は、DF伊藤洋輝を除く先発10人を入れ替え、MF久保建英がトップ下、MF堂安律が右サイドに配置された。試合は前半15分、堂安とのワンツーでカットインしたMF伊藤敦樹が左足を振り抜き、強烈な弾丸シュートをゴール右上に叩き込んで先制した。

 さらに同28分、ペナルティーエリア手前から久保がミドルシュートを放つと、相手GKがファンブルしたボールをMF中村敬斗が押し込んで追加点。同36分には右サイドを突破したDF毎熊晟矢がグラウンダーのパスを通し、ファーサイドで受けた中村が2点目を奪った。同44分にセットプレーから失点するも、3-1で前半を折り返した。

 後半頭からMF伊東純也、FW前田大然、DF橋岡大樹を投入。後半16分に失点を喫するも同33分、カウンターの場面で伊東がドリブルで敵陣を独走すると、相手DFに倒されてPKを獲得する。これを伊東本人が直接蹴り込んでリードを広げた。試合はそのまま4-2で終了。日本は連続失点で一時は1点差に詰め寄られるも4得点で打ち合いを制した。

 そんななか、敗戦を喫したクンツ監督の試合後のコメントをトルコメディア「foto Mac」が報道。「前半は酷かった。背後を狙う選手に注意を払うこと、トランジションでは日本は非常に破壊力を備えていることを伝えていた。それでも3失点を喫してしまった。個人のミスもあったが、体力で日本に太刀打ちできなかった。日本には体力面で対応できなかったということだ」と、体力の差が顕著であったことを認めていた。欧州での試合開催のため、地の利はトルコにあったが、日本が示したタフネスに脱帽していた。

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