久保建英、4得点に絡みソシエダが今季初勝利! 圧巻2ゴール&オウンゴール誘発…5-3でグラナダを撃破

ソシエダでプレーする久保建英【写真:Getty Images】
ソシエダでプレーする久保建英【写真:Getty Images】

前半2ゴール、後半には相手のオウンゴールを誘発

 スペイン1部レアル・ソシエダは9月2日、ラ・リーガ第4節グラナダ戦で5-3と今季初白星を飾った。右足の状態が心配された日本代表MF久保建英は、前線右でスタメン出場。前半2ゴール、後半にも相手のオウンゴールを誘発するなど計4得点に絡む活躍を見せている。

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 久保は右大腿四頭筋の違和感のため、先月28日からトレーニングを欠席。4日連続で練習場での姿が確認できなかったが、9月1日の練習で復帰する。その際には右足にテーピングを巻いており状態も心配されたが、グラナダ戦で4試合連続のスタメンを飾った。

 チームは開幕3戦ともドローに終わる厳しい状態が続いていたなか、久保は右サイドで起点を作りチームの攻撃のリズムを作る。すると前半9分、一瞬のスキを突いた味方のスルーパスに抜け出すと相手の前にコース取りする巧みなドリブルでペナルティーエリア内まで侵入。最後は相手GKとの1対1を冷静に沈めた。

 前半21分には久保が中央で相手Dイグナシ・ミケルFのファウルを誘いイエローカードを誘発。前線を自由に行き来し、チームの攻撃を牽引し続ける。

 久保の先制したソシエダだったが、前半35分に不運な形で失点してしまう。相手のコーナーキックの場面で、流れたボールがDFロビン・ル・ノルマンの足に当たってゴールイン。オウンゴールで同点に追い付かれる。

 3戦ドローの悪夢も想起されるなか、チームを救ったのはまたしても久保の左足だった。前半44分、右サイドでボールを受けるとカットインして左足を一閃。美しい弧を描いたボールはファーサイドのネットを揺らす。久保はこの日2ゴール目となり、再びチームにリードをもたらした。

 後半に入っても久保の勢いは止まらず。同9分にはワンツーを狙いペナルティーエリア内へ走り込むも、相手に倒される。しかし、主審からPKの笛はならなかった。ソシエダに追加点が生まれたのは、その5分後だった。

 右サイド深い位置でボールを受けた久保からチャンスが生まれる。久保の折り返しを受けたMFブライス・メンデスから、ペナルティーエリアライン付近で待っていたMFマルティン・スビメンディへ。ダイレクトで右足を振り抜き、ミドルシュートを決めた。

 リードを広げたソシエダは、後半22分にFWミケル・オヤルサバルのフリックに抜け出したFWアンデル・バレネチェアが決める。4-1とさらにグラナダを突き放す。

 後半31分、久保は右サイドでカウンターの起点となると、ペナルティーエリア内で味方のクロスのこぼれ球に反応。中央へ折り返そうとしたボールが相手DFミキ・ボッシュに当たってコースが変わり、この日に自身3度目のネットを揺らした。

 このゴールはオウンゴールとなり久保は惜しくもハットトリック達成とはならなかったが、後半34分までプレーした久保は4得点に絡む活躍。ソシエダはその後、同38分と同アディショナルタイムに失点を許したものの、5-3で勝利し嬉しい今季初勝利を飾っている。

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