スペイン会長と女子選手のキス事件に新展開 代表のバス車内動画が流出「何が起こったのかを明らかにする新しい映像」

スペイン女子代表のジェニファー・エルモソ【写真:ロイター】
スペイン女子代表のジェニファー・エルモソ【写真:ロイター】

世界中で物議を呼んでいる

 スペインサッカー連盟のルイス・ルビアレス会長が、女子ワールドカップ(W杯)決勝後の表彰式で同国女子代表MFジェニファー・エルモソの唇にキスをした問題に新展開が訪れた。問題が起こった後にエルモソがチームメイトと事件について話す動画が流出。スペイン紙「マルカ」が報じている。

 スペイン女子代表は決勝でイングランド女子代表を破って初優勝。その表彰式でルビアレス会長は、女性選手エルモソの唇にキスをする暴挙に出た。その場は流れたものの、エルモソは「嬉しくなかった」とコメント。スペイン国内外を巻き込む騒動に発展した。

 この一件を受けて、FIFAは暫定的に90日間の資格停止処分を下し、その間に懲戒手続きを進めるとしていた。さらに、スペインサッカー連盟がルビアレス会長の即時辞任を求める声明を出したことを受け、FIFAは最長15年間の資格停止を要求する意向だとされていた。

 そのなかで、事件のあと、スペイン代表チームのバス内での動画が流出した。イケル・カシージャスと妻サラ・カルボネーロ、ルビアレス会長とエルモソのキスシーンを比較した画像を見ながらチームメイトに「ほんとイケルとサラみたい」と言われると、エルモソは「まったく……」と返答。さらに「歴史を作って万歳、じゃない?」と聞かれると「実に熱狂的だ、そんな感じで彼(ルビアレス会長)は私に抱きついてきたの」と答えた。最後はチームメイトに「ルビアレスとキスしたのはジェニファー(・エルモソ)だけよ」と伝えられた。

 バス内は優勝後ということもあってか「キス!」「会長!」などチームメイトが歌って盛り上がるシーンもあった。同メディアはアルビーゼ・ペレス記者が公式X(旧ツイッター)に投稿した動画について「ルビアレスとジェニ・エルモソの間に何が起こったのかを明らかにする新しい映像」と伝えており、その衝撃は広がったようだ。

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