「リバプールの努力に価値はない」 ドルト幹部が18歳MFへの36億円オファーの噂を一蹴

プリシッチの才能を見出したクロップ前監督が獲得を熱望

 ドルトムントはクラブの至宝でもあるアメリカ代表MFクリスチャン・プリシッチの放出を頑なに拒んでいる。前指揮官のユルゲン・クロップ監督率いるリバプールからの関心が以前から伝えられているが、ミヒャエル・ツォルクSDは「リバプールの努力に価値はない」と移籍の噂を一蹴した。独紙「ビルト」が報じた。

 リバプールは18歳にしてドルトムントのレギュラークラスとして活躍するプリシッチに対し、3000万ユーロ(約36億円)のオファーを準備しているというが、ドルトムントに放出の意思は全くない。プリシッチを最初にトップチームに呼んだクロップ監督は、愛弟子をリバプールへ連れて来ることを熱望しているようだが、ツォルクSDが「リバプールの努力に価値はない」とバッサリ。獲得に動いても時間の無駄と切り捨てた。

 昨季、17歳でプロデビューを果たし、アメリカ代表にも招集されたプリシッチ。クラブと代表の両方で将来を担うと期待を集めている。大型補強でポジション争いが熾烈なドルトムントでも、今季14試合に出場(先発10試合)して2得点を挙げるなど、すでに主力として活躍している。18歳の逸材は、すでに売却不可能な存在となっている。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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