ガラスの天才が武者修行先で復権! 契約延長明言のベンゲル監督「誰だって恋しくなる」

ボーンマスに期限付き移籍中のウィルシャーに合格点 今季チーム最多の決定機創出

 アーセナルのアーセン・ベンゲル監督が、ボーンマスへ期限付き移籍中のイングランド代表MFジャック・ウィルシャーに契約延長オファーを提示する方針を明かした。度重なる故障で居場所を失った“ガラスの天才”が武者修行先のパフォーマンスで指揮官を認めさせた形だ。英衛星放送局「スカイ・スポーツ」が報じている。

 アーセナルは26日に本拠地でボーンマスと対戦する。ベンゲル監督は前日会見でレンタル移籍時の契約の関係で欠場見込みとなる「背番号10」の去就について質問を受けた。

 指揮官は2018年夏で満了となる契約延長について検討しているのかと問われると「もちろんだ」と断言。「(来年の夏が)理想的だろう。来年の始め頃には計画を進めなければいけないね」と語り、ウィルシャーが来季の構想に含まれていることを明かした。

「彼がどんどん良くなっていて嬉しい。彼が定期的に試合に出る機会を取り戻せたことは良い決断だった。彼は日に日に強さを増している。彼には確実に必要なことだったんだ。ジャックのような選手がトップフォームとなれば、誰だって恋しくなる」

 ボーンマスではここまで11試合に出場し、先発も8試合と確実に出場機会を増やしているウィルシャー。新天地ではチーム最多となる17回の決定機を創出し、才能の輝きを取り戻しつつある。指揮官がその能力に太鼓判を押す司令塔は復活を印象づけている。故障に泣かされ続けてきた生え抜きの司令塔は、来季再びガナーズで輝くことができるだろうか。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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