戦犯のボアテング、「僕は欧州選手権で故障していた。まだ100％の状態じゃない」

　バイエルン・ミュンヘンのドイツ代表DFジェローム・ボアテングは、23日のUEFAチャンピオンズリーグ（CL）敵地ロストフ戦で続けざまに失態を犯し、2−3負けの戦犯となった。カール・ハインツ・ルンメニゲCEOはボアテングの副業三昧ぶりが不振の原因と一刀両断したが、ボアテングは「不調は副業のせいじゃない」と必死の弁明に出ている。ドイツ地元紙「ビルト」が報じた。

「僕はいいプレーができなかった。チームの不振と自分への批判は正当なものだ。だが、僕は欧州選手権で故障していたので、まだ100％の状態じゃない。プレシーズンの練習ができなかったんだ」

　ボアテングはこう語っている。CLロストフ戦は悪夢のパフォーマンスだった。バイエルンの1-0リードで迎えた前半44分、相手のイラン代表FWサルダル・アズムーンの切り返しに対応できず、そのままエリア内を走り抜ける大チョンボを犯した。その場面で同点弾を許すと、後半4分には相手MFクリスティアン・ノボアをエリア内で倒し、PKを献上してしまった。

　カルロ・アンチェロッティ監督も我慢の限界に達したのか、DFマッツ・フンメルスと途中交代させるほどだった。