日本代表MF守田英正、“モウリーニョ2世”絶賛 「モチベーター、戦術家としてトップ」
「AtsutoUchida's FOOTBALLTIME」にゲスト出演、ポルトガルでのシーズンを回想
ポルトガル1部スポルティングに所属する日本代表MF守田英正が、元日本代表DF内田篤人氏がMCを務めるスポーツチャンネル「DAZN」の番組「AtsutoUchida’s FOOTBALLTIME」にゲスト出演し、2022-23シーズンを振り返った。
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日本代表として、カタール・ワールドカップ(W杯)にも出場した2022-23シーズン。守田はポルトガルの名門スポルティングの中盤の要として、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)、UEFAヨーロッパリーグ(EL)を含め、公式戦41試合に出場し6得点4アシストを記録している。
そんなシーズンを過ごした守田について、内田氏は「タフだなと思います。ずっと休みなく来たでしょ。W杯もあって、CLやって、ELも出ていて、日本に帰ってきて代表活動もしてコンディションを落とさない。怪我もしない」と、継続的に出場をしたことを評価した。
守田は「怪我は3、4回しました」と言いつつも、「あまり大きい怪我になる前にストップをかけてしまう。良くも悪くもなんですけど。それで1週、2週くらいで戻ってくることができる」と、できるだけ無理をせずにプレーしていることを明かした。
現役最後の数シーズンは、ほとんどが負傷との戦いだった内田氏は「1週、2週なんて怪我じゃない」と言い、「そこがすごい。俺とかはポジションを失いたくないから、無理して試合に出ちゃう。そうするとデカい怪我になってしまう。そういう余裕なのか、自分でそこらへんは管理しているのか、シーズンを通して戦うのはすごい」と、守田の負傷との付き合い方についてコメントした。
リーグ戦では29試合で6ゴールを記録。もともとは最終ライン前のアンカーでプレーしていた守田だが、ゴール前に現れてキャリアハイとなるゴール数を記録した。内田氏が「『ゴール前に入っていくね』っていう話をよくしていました。結構、意識していましたか? ゴール前に行くとか点を取るとか?」と聞くと、守田は「そうですね。やっぱり数字を残したい」と頷いた。これを聞いた内田氏は「海外組は、ここに座るとみんなそう言う。『マジでゴールです』『マジでアシストです』って言う」と、海外でプレーする選手たちがゴールやアシストにこだわる共通点があると指摘した。
スポルティングを率いるルベン・アモリム監督の手腕を評価
積極的にゴール前に入っていく動きを見せた守田だが、「僕がそういう動きを特徴として持っていることを理解してくれて、チームとしてそれを取り込んでくれている」と、スポルティングのルベン・アモリム監督がチームの戦術に、守田の個性を組み込んでいたことを明かした。そして、「モチベーターとしても、戦術家としてもトップだと思う」と、モウリーニョ2世とも呼ばれる指揮官についてコメントしている。
内田氏は、28歳の守田について「頭も良いから、ここから成熟していくんだろうな。こう(右肩上がりに)伸びていくんだろうなと思う。だから、長くできそうじゃない?」と言うと、守田も緩やかな角度で右上がりに手を動かして、「僕もこう、徐々に右肩上がりに来ているタイプだと思います」と、同調した。
アモリム監督の下、スポルティングでの2シーズン目となる2023-24シーズン。ポルトガル2部でプレーする元日本代表FW三浦知良も「守田がポルトガルでの日本人選手の評価を高めてくれている」と評する守田が、どんなプレーを見せてくれるのか、さらに期待は高まる。
(FOOTBALL ZONE編集部)