川崎で副将のディフェンスリーダーが選出 「マッチアップして最も怖かったストライカー」とは

今季優勝争いを演じる川崎で唯一、34節全試合出場の谷口

 川崎フロンターレのMF谷口彰悟は今季、ディフェンスリーダーとして、チームで唯一リーグ戦34節の全試合に出場した。

 今季の川崎は1年間通して優勝争いを演じ、リーグの主役を担った。そのなかでの全試合出場は、谷口にとって価値ある記録であり、副キャプテンの一人として、その存在感を遺憾なく発揮できたシーズンと言える。今季センターバックの一角を務め続けた谷口に、ある質問をぶつけた。

「マッチアップして最も怖かったFWは?」

 しばらく悩んでから口にした選手は、谷口にとって苦い記憶となっている相手だった。

「やっぱりディエゴ・オリヴェイラかな。実際対面すると、思ったよりもずっとスピードがあって、それに加えてDFを背負うことができて、フィジカルも強くて……。ハットトリックをされてしまった記憶がものすごく強く残っているのが大きいですけどね。ブラジル人は特に点を取るとノリノリになるし、ああいった選手を前にするのは怖いですよ」

 柏レイソルのディエゴ・オリヴェイラは、J1セカンドステージで川崎相手にハットトリックを達成し、等々力陸上競技場に静寂をもたらしたストライカーだ。1点目のコーナーキックの場面では、ディエゴ・オリヴェイラのヘディングシュートが、マークしていた谷口に当たって先制点となってしまったことも、強い印象が残る一つの要因となったのかもしれない。

 そして、23日にチャンピオンシップ(CS)準決勝で対戦する鹿島アントラーズについては、要注意人物として最前線でチームを牽引するストライカーの名を挙げた。

 

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