レアル加入のトルコ代表18歳、“レンタルなし”でポジション争いへ 英紙報道「僕はここでプレーすることを保証された」
フェネルバフチェから18歳のトルコ代表MFギュレルを6年契約で獲得
スペイン1部レアル・マドリードは、トルコ1部フェネルバフチェから18歳のトルコ代表MFアルダ・ギュレルを6年契約で獲得した。将来有望な超逸材はレンタル移籍せず、いきなりレアルのトップチームでプレーすることになるようだ。
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ギュレルにはライバルのバルセロナのはじめ、ドイツのドルトムントやイタリアのミラン、オランダのアヤックスなど欧州きっての名門クラブが関心を示していたとされる。“白い巨人”は熾烈な争奪戦を制し、トルコ代表史上最年少得点記録(18歳114日)を持つ逸材を手中に収めた。スペイン紙「マルカ」はギュレルを「悪魔のような左足と個性を持っている」と形容している。
タレント揃いのレアルでは、若手選手が加入後に所属元やスペイン国内クラブでの期限付き移籍で経験を積むのが通例になっている。ノルウェー代表MFマルティン・ウーデゴール(現アーセナル)や日本代表MF久保建英(現レアル・ソシエダ)らがまさにそうだった。しかし、ギュレルは加入会見で「僕はここでプレーすることを保証された。レンタルは考えていない」と宣言し、レアルでポジション争いに挑む覚悟を明らかにしていた。
「マルカ」紙によれば、ギュレルとその家族は獲得を狙うクラブとの交渉において、獲得後にフェネルバフチェに1年間レンタル移籍させないことと、トップチームの一員になることを条件として提示していたという。その条件をレアルが受け入れたため、武者修行に出されることはないようだ。
レアルのカルロ・アンチェロッティ監督はチャンスメイクだけでなく得点力にも長けたギュレルをスペイン代表MFマルコ・アセンシオが抜けた右サイドのアタッカーとしてプレーさせるプランを持っており、イタリア1部ACミランから復帰したスペイン代表MFブライム・ディアスと競うことになりそうだ。