久保&三笘が“ゴール以外”で圧倒 囮役に「動き神すぎ」…強敵をドリブル翻弄「クロップは恐怖の面持ち」【欧州衝撃シーン】

久保建英と三笘薫【写真:Getty Images】
久保建英と三笘薫【写真:Getty Images】

2022-23シーズンの久保と三笘のプレーに注目

 2022-23シーズンの欧州サッカーシーンでは、数々の出来事が起こった。度肝を抜くスーパープレーや物議を醸したファウルシーンなど、数々の印象深い衝撃的場面があったなかで、スペイン1部レアル・ソシエダの日本代表MF久保建英と、イングランド1部ブライトンの日本代表MF三笘薫は世界中で話題となった。そのなかでも、久保がリーガ・エスパニョーラ第3節エルチェ戦(1-0)で見せた動きと、三笘が3-0で快勝したプレミアリーグ第20節リバプール戦で見せたプレーに注目する。

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 3試合連続でスタメンに名を連ねた久保は、過去2試合と同じく2トップの一角で出場。積極的にシュートも放つなど相手ゴールに迫った日本人レフティーは前半20分に生まれた決勝点の場面で秀逸な動きを見せた。

 スペイン代表MFマルティン・スビメンディがボールを持つと、元スペイン代表MFダビド・シルバが斜めに横切る動きを見せた一方、最前線に立っていた久保はシルバの動きに合わせてスルスルと後方に戻ってボールを受ける動きを見せる。久保の動き出しに相手2人が釣られて背後のスペースが空くと、そこへ久保と同じく今夏に加入したスペイン代表MFブライス・メンデスが抜け出してシュートを流し込み、レアル・ソシエダが先制点を奪った。

 シルバや久保らが相手を幻惑し、ぽっかりと空いたスペースを突く見事な崩しを見せたソシエダ。これが決勝ゴールとなり1-0勝利で今季2勝目を手にした。これにファンからは「シルバと久保が相手を引きつけて綺麗にパスコース空いたの気持ちいい」「オフザボールの動き素晴らしすぎる」「先制のシーンの久保の動き神すぎんか」「囮の動きめっちゃうま!って叫んじゃった」と、囮役となった久保の動きも称賛されていた。

 また、三笘もゴールではないプレーに注目する。2戦連続ゴール中だった三笘は、リバプール戦でも持ち味の突破力を発揮。マッチアップしたイングランド代表DFトレント・アレクサンダー=アーノルドを幾度となく抜き去り、DFジョエル・マティプにも前半にイエローカードを提示させる働きを示した。

 後半2分、高い位置でボールを奪ってカウンターが発動すると、左サイドの三笘がドリブルでペナルティーエリア内に侵入。右足でファーサイドへ送ると、相手DFに接触したボールをMFソリー・マーチが押し込んで先制に成功した。

 勢いに乗ったブライトンは立て続けに追加点を奪い、最終的には強豪リバプールを相手に3得点。そんななか、英紙「デイリー・エクスプレス」は「カオル・ミトマがクロップの実験を引き裂いた」と見出しを打ち、三笘が披露した圧巻のパフォーマンスを取り上げた。

 記事では、リバプールが非ポゼッション時に3-2-3-2システムを形成する新たな試みに臨んでいたと説明したうえで「ブライトンは、止めることのできないミトマとマーチによって、消耗したリバプールを粉砕した」「クロップは恐怖の面持ちで試合を眺めるしかなかった」と指摘。また、「ミトマは目を見張る才能の持ち主で、スピード溢れるトリッキーなプレーに感銘を受けざるを得ない」「ミトマはボールを持つたびに何か決定的なことを起こすことができるように見えた。それは毎週のように言えることだ」と惜しみない賛辞を送っていた。

 ゴールやアシストの数字に残るプレーも魅力的な2人だが、それ以外でもピッチ上でファンを驚かせていた。

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