トリノが英国代表GKを完全移籍で買い取りの方針 守護神の本心は…母国復帰か、イタリア残留か
リーグ12試合を終えて7位と健闘 3位ミランとは勝ち点6差で来季のEL出場を争う
今季開幕前にジョゼップ・グアルディオラ監督の構想から外れ、マンチェスター・シティからイタリア・セリエAのトリノへ期限付き移籍で放出されたイングランド代表GKジョー・ハートに対し、トリオが完全移籍での買い取りを目指す方針を固めたという。イタリア紙「トゥット・スポルト」が報じている。
昨季途中までACミランを率いたシニシャ・ミハイロビッチ監督が就任した今季、トリノはリーグ第12節を終えて勝ち点19の7位と健闘している。首位ユベントスは勝ち点30と背中が遠いものの、3位のミランは6ポイント差と2試合圏内。来季のヨーロッパリーグ(EL)出場を争うだけの戦いを見せている。
今オフの補強では、攻撃陣の目玉が昨季までインテルでプレーしたMFアデム・リャイッチ、守備陣の目玉がハートだった。トリノ首脳陣はハートのパフォーマンスに満足し、完全移籍で獲得したい意向だという。
その一方で、障害になっているのはハートがシティと結んでいる長期契約だ。2019年6月まで契約を残しているだけに、移籍金の交渉は簡単に進まないと同紙は見立てている。
ペップ監督就任からシーズン開幕の土壇場で放出の憂き目に遭ったハートだが、初挑戦のイタリアでは“鬼軍曹”ミハイロビッチ監督の下で継続的に出場機会を得てプレーを続けている。ハートの本心は母国イングランドへの復帰とイタリアでのプレー継続、どちらに傾いているのであろうか。
【了】
フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
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