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J2仙台、サポーターがバスを囲んで威嚇行為の再発防止策を発表へ 「違反者を特定するための監視体制が不十分だった」
磐田戦後に磐田のバスを取り囲んで威嚇
ベガルタ仙台は6月24日、「磐田戦後の事象に基づく再発防止策の実施について」と題したリリースを出し、6月14日に行われたJ2リーグ第20節ジュビロ磐田戦の試合後、相手選手が示した試合中のパフォーマンスへの抗議として、一部サポーターによる威嚇行為があったことへの再発防止策を講じることを発表した。
ユアテックスタジアム仙台で行われた磐田戦後、一部の仙台サポーターが磐田選手の試合中のパフォーマンスに抗議するために、立ち入り制限エリアに進入し、磐田のチームバスを取り囲み、威嚇するなど危険な行為が確認された。結果としてバスの出発が遅延したほか、関係者、業者の車両の出入り、および業務に影響が出る事象が発生。仙台は「ジュビロ磐田のみなさまをはじめ、関係業者のみなさま、ご心配いただいたみなさまには大変ご迷惑をおかけしました。誠に申し訳ございませんでした」と謝罪していた。
そのなかで、仙台は「明治安田生命J2リーグ 第20節 磐田戦後に起きた事象の反省に基づき、再発防止策として、警備体制、試合運営体制および監視体制の強化を実施いたします」と発表した。
「本事象につきましては、立ち入り制限エリアへの侵入を防げなかったこと、立ち入り制限エリアに侵入したサポーターを退去させることができなかったこと、および、違反者を特定するための監視体制が不十分だったことが主な発生原因と認識しております。誠に申し訳ございませんでした。
その反省に基づき、再発防止策として、非常時の警備対応マニュアルを整備して警備会社と共有し、警備体制を強化するとともに、ホームゲーム管理規程の見直しを行い、試合運営体制および監視体制の強化を図るものです。何とぞご理解とご協力をいただきますようお願いいたします。バスを取り囲み、威嚇するなどの行為は法令にも違反する行為であり、絶対に再発させることのないよう、厳正に対応してまいります」
ホームゲーム管理規程の改正内容についても、以下のように記されている。
「ベガルタ仙台試合運営管理規程」の改正内容
1. 第6条(禁止行為)の禁止項目に以下の事項を追加します。
・立ち入り制限エリアへの侵入(項番(1)として)
・拡声器の応援統率以外での使用(項番(8)として)
2. 第6条(禁止行為)の注記に以下の内容を追加します。
※安全管理上、観客席やスタジアム周辺をカメラで撮影する場合がございます。違反行為や禁止行為が行われた場合、警備員や係員の目視により違反者の特定に努めさせていただきますが、特定困難な場合は撮影した画像などを使用することもございます。
※違反行為が生じ、入場禁止などの処分が必要となった場合、該当者は顔写真を撮影いたします。本撮影は監視・違反者の特定・処分行為の徹底以外には使用いたしません。