“4ゴール”上田綺世が記録ラッシュ 今世紀2人目、クラブ60年ぶり…快挙に現地喝采「大きな数字」

上田綺世の4ゴール、1PK奪取で大勝
オランダ1部フェイエノールトに所属する日本代表FW上田綺世は、現地時間12月7日に行われたエールディビジ第34節のPECズウォレ戦(6-1)に先発出場し、驚異の4ゴールを記録した。この活躍について、オランダ紙「NU.nl」は「フェイエノールトは上田の4ゴールに助けられ、PECを大きな数字で打ち破った」と報じ、上田が達成した偉業に言及している。
【PR】DAZNを半額で視聴可能な学生向け「ABEMA de DAZN 学割プラン」が新登場!
上田は前半だけでハットトリックを達成するなど、この試合でチームの1点目、2点目、4点目、5点目を叩き出し、後半途中に交代した。同紙は「上田は2011年のジョルジニオ・ワイナルドゥム以来、フェイエノールトのリーグ戦で4ゴールを決めた最初の選手となった」と報道。上田が「今世紀に入ってこの偉業を達成した2人目の選手」であることを強調した。
上田のゴールラッシュは前半10分過ぎに始まった。MFゴンサロ・ボルジェスからのクロスにヘディングで合わせて先制点を奪うと、同20分にはMFクインテン・ティンバーのスルーパスを受けて追加点をマークする。さらに上田がPKを獲得した場面でティンバーが3点目を決め、前半終了直前にはMFヒス・スマルのクロスに再び見事なヘディングで合わせ、ハットトリックを完成させた。
「彼はすぐに報いた」と、先発起用したロビン・ファン・ペルシー監督の采配の正しさを指摘しており、「PECは何もすることができなかった」と、上田が牽引したフェイエノールト攻撃陣の強さを伝えている。
後半に入っても上田の勢いは止まらず、後半10分には左からのコーナーキックをヘディングで決め、この日4点目となるゴールをマーク。これにより、上田の今季リーグ戦での得点数は18ゴールに到達した。
上田は昨シーズンにリーグ戦7ゴール、2023-24シーズンは5ゴールに留まっていたが、今シーズンは大幅に得点数を伸ばした。代わって入ったFWキャスパー・テングシュテットもゴールを決め、6-1で大勝を収めたフェイエノールトは、この大勝で「アヤックスとのクラシコに向け、必要な自信を得た」と指摘している。
またデータ会社大手の「OPTA」は「ヘディングだけで3ゴールを決めたのは今世紀4人目。素晴らしい活躍だ」と言及し、「フェイエノールトがリーグ戦で記録した過去7試合の先制点はいずれも上田が挙げたもので、彼は1965年のピート・クライバー(同じく7得点)に次ぐ、ロッテルダムのチームで史上2人目の7試合連続先制点記録保持者となった」と、チームが先制点を奪った時に上田が7試合連続でそのゴールを決めていると伝えた。
上田の4ゴールはチームに大きな勢いをもたらし、首位PSVとの勝ち点差は縮まらなかったものの、ヨーロッパリーグや今後のクラシコに向けてチームに自信を与えたことは間違いない。



















