韓国代表エースがW杯予選で痛恨の累積警告 中国戦の出場停止に「雪辱を果たしたかったが…」

「他の選手が頑張ってくれると信じている」

 後半戦の5試合は、日本と同じく3試合が敵地での一戦とこれまで以上に過酷な環境でのゲームを強いられるが、ウズベキスタン戦で一つ懸念が生じてしまった。エースのソン・フンミンが後半アディショナルタイムにイエローカードを受け、これが累積2枚目となったことで次節のアウェー中国戦(2017年3月23日)に出場できなくなってしまったのだ。

 これには、ソン・フンミン自身が落胆しているようだ。韓国の日刊紙「東亜日報」によれば、試合終了後のインタビューで「難しい試合だった。ゲームを支配していたが小さなミスで難しい試合にしてしまった」と反省。さらに累積警告で次戦を出場停止になることを聞かれたソン・フンミンは、「中国戦に出場できないと聞いてすごく残念だ。最終予選初戦の中国戦(3-2)では“しっかりと勝てなかった”ので、その雪辱を果たしたかった。他の選手たちが頑張ってくれると信じている。(3月28日の)シリア戦に向けた準備をしていきたい」と話したという。

 ソン・フンミンが振り返ったとおり、初戦の中国戦は勝ったとはいえ、ホームで3点をリードしながら終盤に2失点と肝を冷やす戦いぶりだった。敵地でのゲームも油断は禁物だが、トットナムで好調のエースはピッチに立つことができない。不安定なパフォーマンスが続く韓国にとっては、チームの総合力が問われる一戦になりそうだ。

【了】

金 明昱●文 text by Myung-wook Kim

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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